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ギリシアの小村の古い銀細工師の一族の子として生を受けたソティリオ・ブルガリは、1884年ローマで宝飾店を創業した。ギリシアとイタリアのローマ、このヨーロッパでもっとも長い歴史を誇る2つの地がブルガリのルーツであり、今日まで続く創造のアイデンティティの核となっている。
一見してブルガリであることがわかるクラシックで同時にモダンなデザインとリッチなボリューム感、この「ブルガリスタイル」は、ソティリオの後を継いだ2人の息子コンスタンティノとジョルジョらが、徐々に確立していった。ギリシアやローマの古典主義、イタリア・ルネサンス、そしてこうした古い時代のジュエリーデザインを再興した19世紀ローマの金銀細工師たちの仕事に触発されて、独自のスタイルが生み出された。ルネサンス以来のカボション・カットを復活させたのもブルガリである。
一方、当時主流だったダイヤモンドやルビーなど4大貴石にこだわることなく、アメジストやとるマリンなどナチュラルストーンを積極的に組み合わせて色彩を重視する新しいジュエリーデザインを展開した。新しい素材の導入や色彩を生かした斬新なデザインもブルガリの伝統となっている。1977年には、今でもブルガリで一番人気の腕時計「ブルガリ・ブルガリ」が誕生し、以後、腕時計はジュエリーと並んでブルガリの二本柱となる。 90年代以降、香水、スカーフやネクタイ、バッグ類も製品ラインに加わり、眼鏡や食器もライセンス展開している。ジュエリーでも、手ごろな価格設定で若々しいラインが展開されるようになった。「ビー・ゼロワン」シリーズは、モダン感覚のデザインとつける時と場所を選ばない利便性をコンセプトに21世紀に向けて提案された。 ブルガリは現在歴史ある高級ジュエリーブランドとしてのステータスを保ちながら、製品の多様化とダイナミックなビジネス展開により、グローバルなトータル・ラグジュアリーブランドへ変身しようとしている。
(*ファッションブランド・ベスト101より抜粋)
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